忍ばない石田のブログ

Twitter @TaUM1469wJa2BwE 社会人です。仲良くしてください。

日劇前で逢いましょう〜昭和みたいな恋をしよう〜 観劇記

 

MUSICAL SHOW『日劇前で逢いましょう~昭和みたいな恋をしよう~』完走おめでとうございます🎊

f:id:kekeikei:20231113223055j:image

結論から言いますと(たくみ?)ショーって、サイコーじゃん❣️❣️ 

 

以下、自分なりにこの作品を振り返ります!

※タク/北川拓実 中心の解釈&ハイパー主観のため読みづらい文章となってしまい申し訳ないです!

①現代から昭和へ

♩M1 SnowMan「Ready Go Round」

爽やかで真っ直ぐな曲からスタート。有楽町の高架下のちっぽけなアイドル喫茶で活動するボーイズスリーメンは、事務所は次に推してくれるという言葉を信じながらも、危機感や不安を感じながら活動している。そんな中、有楽町のホームで揉み合いになり転落→30年前の昭和へタイムスリップ!

②初めて見る「日劇」のステージと歓声

♩M4 「スーダラ節」〜M7 「スワニー」

沢井に拾われ、日劇へ→ステージの輝きにすぐ虜になり、目をキラキラさせながら前のめりになったり、手を叩いたりするタク。マサの発言をきっかけに、急遽ボーイズスリーメンはシブガキの代わりに「NAI・NAI・16」で日劇の舞台に立つことに。はじめて日劇のステージに立ったタクの目線がかなり高いところにあり、日劇が現代で活動していた場所とは比べ物にならないような活気のある会場であることを表現していたのかな〜…と(主観)

無事に出番を終え、袖でステージに釘付けになったり、比奈子に手を握られながらフィナーレ「スワニー」にも出演し、その日の舞台は幕を閉じる。比奈子に手を握られた時のピュアな反応や、握られた方の手がぎこちなくなる仕草、そういう細かい表現が本当好き…

③デビューまでの道とそれぞれの苦悩

♩M8 「マック・ザ・ナイフ」〜M13 「サウンド・オブ・サイレンス」

急遽出演したステージをきっかけに、日劇の看板&比奈子の母である天城泉に気に入られ、オーディションに参加し、見事お眼鏡にかなう形となる。個人的にはここで歌った「マック・ザ・ナイフ」、タクの歌い出しの低音、綺麗な発音、踊ってる時の床が擦れる音や、足音でさえ拍が合ってて、オシャレでめちゃくちゃ好きです。

オーディション終わりのタクと比奈子のシーンでは、「ただやりたいことをやっているだけ、君もやればいいじゃない」という真っ直ぐなタクの純粋さに、何かを変えてくれるかもと惹かれる比奈子。

1ヶ月ほどの時が流れ、マサが沢井とのメンバーチェンジを告げられる。日劇の屋上でのマサと植本さんのシーン、「誰かの活躍で誰かが飯を食えるようになる」というステージで生きていく厳しさを示しながらも、自分と同じ匂いのするマサと一緒にやっていく優しさが、男臭くてとても素敵だな〜と思った。(アドリブもセッションも、毎公演とても楽しかったです!)

日劇の閉館とラストコンサートへかける思い

♩M14 「秋桜」〜M16「Almost Paradise」

そんな中、日劇前が2ヶ月に閉鎖することに。

天城さんと比奈子のシーンでは、「看板として強引であってもカンパニーを守っていく」気持ちと、娘の比奈子の気持ちがわかる母親としての気持ちが描かれていた印象です。

また、昭和へタイムスリップしてきた時のことを思いながら踏切に立つジン、ジンと沢井とのラストショーへかける想いを知るタク。「星屑のステージ」、2人のハーモニーがとても良かったし、タクのフリーの表現や、歌唱力がまたひとつ上がったな〜と(涙)おそらく、ここでタクはラストショーが終わったら現代に戻ることを決めたのだと思います。

ラストショー前日、タクは比奈子を日劇の屋上に呼び出し、未来から来たことを話す。アイドルという職業が好きなタクにとって昭和での活躍は楽しかった、でも何より比奈子がいる昭和にいたいというのが最大の理由で、もう会えなくなるかもしれない2人が歌う「Almost Paradise」は切なくて素敵でした。THEミュージカルの真骨頂!最高!(言葉にするとこんなにも薄っぺらいものにしかならなくて悔しい)

⑤ラストショー

〜M17G「ラストショー・フィナーレ スワニー」

いよいよ幕が上がったラストショー、音楽も照明も衣装も、全部昭和にタイムスリップしたかのようなショーの幕が開く。ヒットナンバーが次々に流れ、とにかく華やかで。昭和を生きていない私にはとっても眩しく感じました(こんな華やかな劇場が有楽町にあって、気軽に見れるような時代は素敵だな〜😭)

色々書きたいけど2つだけ!

1つ目は「比奈子(樋口日奈さん)のTHE昭和アイドル感」、誰でも知っている王道ど真ん中の松田聖子さんの曲を堂々と歌われている姿が圧巻でした。比奈子、歌声はさることながら1つ1つの動作がピョン!と跳ねるような可愛さがあったり、席関係なく視線の飛ばし方がめちゃくちゃプロだなと思いました。

2つ目は「タク(北川拓実くん)昭和が似合いすぎ」、ブレない歌声、キレのあるダンス、手数の多さ、忠実、テネシーワルツでの表情、ジャンプの高さ、スシ食いねェ!のひっくり返したような歌い方、千秋楽の赤いスイートピーでの比奈子へ向けた視線、力強い言葉……やっぱり北川くんはステージが1番似合う。好き。(とは)

⑥昭和から現代へ

♩M19 SnowMan「オレンジkiss」

そのまなざしで そのぬくもりで 君の今までを教えて 甘いとこも 苦いとこも 抱きしめて 守るから

最高。比奈子がタクに向けた、タクが比奈子へ向けた、別の時代を生きる人に向けた、観客(オタク)がアイドルへ向けた……時代は関係なくショーは素晴らしいものなんだなと(涙)

・感想

稽古期間が2.3週間ほどとのことで、ステージを重ねるごとに良くなっていく感覚が強くて、本当に1つのショーが出来上がっていくような楽しさをめちゃくちゃ感じました!大阪初日と東京千穐楽、ストーリーは同じだけど本当全く違うものに見えたんです。

こうめいさんの「令和の若者にも(ご自身が感じた)面白い!楽しい!という気持ちを、伝わりやすい形で伝えたい!」という思いが、初日の北川くんの「ファンの皆さんの求めることをお届けするのがエンターテイメント」(ニュアンス)という言葉に繋がったのかなと思っています。

日劇前(会場)に通うワクワクとした気持ちや、音楽に心躍り「またショーを観に来たいな〜!」と思える高揚感こそ、この作品が描きたかったものなのかなと思いました。日劇に通うの楽しかった〜!

最後に、いや〜……北川くんの将来の夢、「主演ミュージカル」という夢が叶ったのですね……他の方ともお話ししたのですが、応援しているアイドルの夢が叶う瞬間に立ち会えることって本当に奇跡で、嬉しかったです(比奈子もこんな気持ちだったのかな)今回はアドリブが多かったり、歌い続けることへの喉への負担だったり、難しい部分もあったと思います。でも、夢を叶えている拓実くんは、本当に眩しかったです。

 

 

北川くん、次はどんな夢を語ってくれるかな、その夢が叶う時もきっと応援させてね!